2005年 09月 22日
レヴィナス 村田憲郎
|
村田憲郎、『フッサールの時間意識の現象学 単線的時間経過からの脱却』
ベルナウ草稿の分析。中期の時間論は錯綜していて良くわからなかったが、見事に整理している。習慣性に関する議論を『イデーン2』の現象学的心理学的な記述を超越論的な次元で適用したものと見抜いた論述、生き生きとした現在を基点とする単線的時間と、把持と予時が錯綜する差異化の運動としての複線的時間との対比できっていく論述、この二つを軸にして『ベルナウ草稿』を整理ている。この論文は出版する価値があると思いますが、日本だと引き受けてが難しいのだろうか。
Levinas, Autrement qu'etre ou au-dela de l'essence
この本を読むときのポイントは、あまりにも反復が多くまとまりはまったく無いので、細部の表現にできるだけ意識を集中することである。
Muffat, Georg (1653-1704)
Toccata XI Nikiforos Klironomos
Toccata Octava in G Marcel Verheggen (1699 Abraham Starck organ of the former monastery church of Zlata Koruna NW Bohemia.
なかなか味のある曲。
Tchaikovsky, Violin Concerto
Leila Josefowicz (violin), BBC Philharmonic, Thomas Dausgaard (conductor) [recorded at the Bridgewater Hall, Manchester on 3 May 2003]
変な演奏。ソリストがはじめの節を全部ポルタメントで弾ききる。クライスラー風というよりステファン・グラッペリ風。その後も一つとして普通の節回しはない。音は細くてかすれ気味(わざと?)だが、音色・音程のコントロールは完璧。ベレゾフスキーとダウスゴーの組み合わせもそうだったが、まったく異なる節回しなのにタイミングがぴったり合う。
ベルナウ草稿の分析。中期の時間論は錯綜していて良くわからなかったが、見事に整理している。習慣性に関する議論を『イデーン2』の現象学的心理学的な記述を超越論的な次元で適用したものと見抜いた論述、生き生きとした現在を基点とする単線的時間と、把持と予時が錯綜する差異化の運動としての複線的時間との対比できっていく論述、この二つを軸にして『ベルナウ草稿』を整理ている。この論文は出版する価値があると思いますが、日本だと引き受けてが難しいのだろうか。
Levinas, Autrement qu'etre ou au-dela de l'essence
この本を読むときのポイントは、あまりにも反復が多くまとまりはまったく無いので、細部の表現にできるだけ意識を集中することである。
Muffat, Georg (1653-1704)
Toccata XI Nikiforos Klironomos
Toccata Octava in G Marcel Verheggen (1699 Abraham Starck organ of the former monastery church of Zlata Koruna NW Bohemia.
なかなか味のある曲。
Tchaikovsky, Violin Concerto
Leila Josefowicz (violin), BBC Philharmonic, Thomas Dausgaard (conductor) [recorded at the Bridgewater Hall, Manchester on 3 May 2003]
変な演奏。ソリストがはじめの節を全部ポルタメントで弾ききる。クライスラー風というよりステファン・グラッペリ風。その後も一つとして普通の節回しはない。音は細くてかすれ気味(わざと?)だが、音色・音程のコントロールは完璧。ベレゾフスキーとダウスゴーの組み合わせもそうだったが、まったく異なる節回しなのにタイミングがぴったり合う。
by ojamo
| 2005-09-22 22:35